術後せん妄
- 社員Ⅾ
- 2022年9月4日
- 読了時間: 4分
更新日:2022年10月27日
こんにちは。社員Dです。
⚠注意⚠
今回はまんまごとの仕事から少し
離れた内容になります。
ある70代前半の女性に起きたお話。
先日、腹痛で病院に行ったところ
「腸閉塞(チョウヘイソク)」の診断。
診断をもらった病院から
更に大きな病院に
救急車で搬送してもらって
正確には「腸捻転(チョウネンテン)」
だった事がわかりました。
〈腸捻転とは〉
腸の一部が強くねじれてしまい、腸閉塞と血行障害を起こす病気。S状結腸に起こることが多く、激しい腹痛や嘔吐おうと、腹部膨満などがみられ、糞便を吐くこともある。放置すれば生命にかかわる。
(コトバンクより引用)
若い頃、腹部(腸ではない)に手術歴があり
その時の縫合跡に引っ張られた腸が
ねじれ、(>_<)イタソウ
腸捻転を招いたのだそう。
放っておいても悪化するしかなく
最悪の場合、
血の巡りが悪くなって
腐っていくこともあるのだとか。。。😱
この女性には3人、娘がいます。
ムスメ①は仕事中で電話かけても繋がらない!と
ムスメ②に医師から電話があり、
「緊急手術になりました!」と。。。
本人の様子もよくわからないまま
手術が開始になりました。
本人は今まで元気が良すぎて
ついたあだ名が
「ターミネーター」
ターミネーターの映画のワンシーンに
皮膚をめくって傷んだところを自分で直し
また皮膚を戻していたので
この人も自分で体の不具合を直しているのでは?
というのがあだ名の由来です。
それくらい元気なので、
誰もが
「え?あの人が手術?」と
受け入れられない状態でした。
14時45分頃、今から緊急手術、と連絡があり
17時10分頃、手術が終わりました。
病院に駆けつけていたムスメ①が
入院手続きをしました。
手術後、看護婦さんや医師と
「手術は成功です。入院は2週間の予定です。」
など、やり取りする本人の姿を確認し、
ホッとして帰りました。
手術の翌日
ムスメ②に手術を受けた本人から
連絡が入りました。
「この病院はやばい、おばけがいる。
今まさにころされるところだった。
ムスメ①も迎えに来るから帰らないと。」
連絡を取りついでくれた看護婦さんいわく
「点滴を勝手に外して
普段着に着替えて
もう帰るとおっしゃるんです💦」
それを聞いた時には
「認知症を発症してしまったか。。。
これからの対応を覚悟しないといけないかも。」
とみんなで相談しました。
ムスメ②が「術後、混乱」で調べました。
その時出てきたのが「術後せん妄」
〈術後せん妄とは〉
手術をきっかけにしておこる精神障害で、
手術の後いったん平静になった患者さんが
1~3日たってから、
急激に錯乱、幻覚、妄想状態をおこし、
1週間前後続いて次第に落ち着いていくという
特異な経過をとる病態をいいます。
(健康長寿ネットより引用)
高齢者にはよくある事のようですが
介護の仕事している人でも
こういうの知らない人が多いかも!
と思って
ブログに書いてみることにしました。
本人はその後、
手術から5~6日経つと
「おばけの話」を覚えていませんでした。
1週間くらい経つと
「病院のおかゆ食べるくらいなら
点滴の方が美味しい。」
「笑うと傷に響くからやめて~」
とかグチるようになりました。
認知症ではなかったんだと
胸を撫で下ろしています。
ちなみにその頃ムスメ③は、
入院中の本人がいない家に
様子を見に行って
布団のところで吐いた跡と
沢山の鎮痛剤とメモを発見。
後日談。
当初、本人は胃が痛いのだと勘違い。
市販薬の鎮痛剤を
何種類も買って飲んだけど効果がない。
この薬じゃダメだと思って
次に、電話で診てくれる病院を探しました。
痛みのある中で探して電話しているので
詳しくはわからないけど
家に残っていたメモによると
コロナの影響なのか
何件か診察を断られたらしい。
胃痛くらいでムスメを呼ぶのもなーと
痛くても家で我慢してしまっていたみたい。
近くの小さな内科でやっと
高熱(コロナ)じゃないなら、
来てくださいと言ってくれたのだそう。
コロナが世に出てから色々起きてるけど
コロナになっていない人に
影響を与えるのは
本当に嫌だと思いました。。。
回復が早かったので
10日目に退院しています。
(回復は早いけど内視鏡手術ではなく
腹部を22㌢切りました😢)
最後に
ムスメ①ムスメ②ムスメ③の
どれかが実は社員Dだったりします(笑)
私の体験談を読んで
身の回りの方に術後せん妄が起きた時に
戻るから大丈夫だ!と思えるように
そういう風につながってほしいと願い
書くことにしてみました。
長々と読んでいただいて
ありがとうございました。┏○ペコッ
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